~ Q「倶楽部グリー」ってどんな合唱団?

 

A1 「クロコディロス演奏会」の前座からパートナーになった合唱団

A2 「楽しく・美しく・オシャレ」に歌うアラセブ(around 70)から

   まもなくアラエイ(around 80)になる合唱団

A3  テノールの声(頭ではない)が輝いている「今が旬」の合唱団

A4  MCを聞くと「元気な秘訣がわかる」、歌よりMCが受ける合唱団

A5  なんてったって「暗譜至上主義」の合唱団(ボケ防止間違いなし!)

A6  毎回新しい編曲に追われる指揮者がかわいそうな合唱団

A7 「あれでも早稲田卒?」、もちろん「グリー学部」卒業合唱団

A8  ピアニスト(芸大卒生)から若さをもらい応援もする合唱団

A9  日本一楽しい合唱団を目指しているのに、休部部員が増えている合唱団

 

とにかく演奏会に行けばわかります


 

傘寿間近のジサマ(爺様)が歌を忘れたガナリヤから なぜ昔に還って歌うようになったか?

歴史をご紹介します。

 

 

倶楽部グリーは早稲田大学グリークラブOBによる合唱団のひとつで、

 

1966~69年度卒業生が1995年に行った

「30年目の送別演奏会」のメンバーが中心となって活動しています。

 

発足の経緯は57年前の出来事にさかのぼります。

 

1966年2月開催予定の早稲田大学グリークラブ第16回送別演奏会は

前年秋からの早大の授業料値上げ反対運動で

学園全体が大荒れとなり、

 

期末試験はおろか卒業式もできない状況となったため、

演奏会準備が全て完了していたにもかかわらず、

 

開催の3日前にやむなく中止となりました

 

 

 

以来30年が経過し

 

当時の下級生の間で

66年卒業生の同期会の名称が「宴想会」といい、

これは送別『演奏会』をもじったのだと取りざたされるようになりました。

 

そしてあの時のやり残したような、

気になってしかたのない気持ちに

何とか区切りをつけようという声が高まり、

 

1995年10月に「30年目の送別演奏会」が開催され、

 

当時の1~4年生100人が再会を果たしました。

 

 

その後東京在住のメンバーを中心にして、

飲み会

演奏

(荻窪音楽祭、第九、2001年のクロコディロス東京公演の賛助)

ラグビー応援等

をやってきましたが、

 

定期的に練習をしてもっと合唱を楽しもうということになり、

 

2005年2月「倶楽部グリー」

 

として正式に発足しました。

 

 

登録メンバーは1961~71年卒の50人(福岡、富山にもいます)、

 

レパートリーは67年卒指揮者の丸山はるお編曲の

ポップスが中心です。

 

練習は毎週日曜日に行い、

 

’06~’19 毎年6月

ハーバード大学クロコディロスの東京公演を開催

 

 

‘10、’12、’14、’19には倶楽部グリー創立5周年、8周年

10周年、15周年記念演奏会を

主催したほか、

 

荻窪音楽祭に16回出演するとともに、

病院や介護施設の慰問演奏や、

小・中・高校を訪問して

 

男声合唱の普及啓蒙を兼ねた演奏活動も行っています。

 

 

2011年3月の東日本大震災の後は

チャリティコンサートの出演が多くなりました。

 

石巻には

2016まで6回訪問し演奏と義援金をお贈りしました。

 

成田では地元新聞販売会社の皆さんのご支援を受け

「東日本大震災復興応援」を込めた演奏会を6回開きました。

 

2014年は

倶楽部グリーにとって特別な年になりました。

 

2月21日~28日にはロサンゼルス演奏旅行

とグランドサークルツアーを行い、

 

LAでは演奏会に3回出演しいずれも大成功を収めました。

 

また10月には「倶楽部グリー創立10周年記念演奏会」を開催、

大勢のお客様にお出で頂き好評を博しました。

 

2015年

杉並区の中学校とジョイントコンサートを初めて行いました。

中学生の澄んだうた歌声とオジンのコーラスの

絶妙?なコントラスト

 

杉並区と同教育委員会の後援を得て

毎年ジョイントコンサートコンサートを開いています。

 

2018年

サンフランシスコに住むグリー先輩とSF稲門会会長の絶大な支援を得て

33名(含同伴夫人6名)が遠征。

3ヶ所で演奏会を開催、懐メロにアメリカ人も涙ぐみ

スタンディングオベーションの喝采を浴びる。

 

2019年12月15日には

創部15周年演奏会を杉並公会堂で開催しました。

 

 

2020年

コロナがすべてをぶち壊し。

定例練習場(学生の家)が閉鎖され、練習はおろか、

4月の長崎演奏会、6月のクロコとの演奏会、

12月の杉並区立中学生との演奏会もできなくなりました。

 

代わりにオンラインZoomを利用して(^^♪合わせ

練習を試したがレイテンシー(音の時間差)のためハモれず

 

2021年

コロナ禍継続の中、ワクチン接種が全員に行きわたる。

おそるおそるユーミン曲集練習再開

 

12月12日、杉並区合唱フェスティバルで2曲披露

久しぶりのオンステ、勘狂うか音狂うか、と思いきや

緊張感を持ち本番で歌うことがいかに達成感となり

目標に向けた練習に身が入るかを実感する機会となった。

 

2022年

マエストロ丸ちゃんが体調回復

小椋佳シリーズ、いのちの歌など新規編曲。

9月7日杉並区中学生とのジョイントコンサートに向けて練習。

暫くぶりの本番に緊張したが工藤指揮者、

永井みなみさんの伴奏によりほぼ満席のお客様に喜んで頂けた。

12月25日、杉並合唱フェスティバルに参加、丸山指揮者が元気に復帰、良い年末となりました。

 

2023年

コロナ禍が落ち着いてきてクロコディロスの東京公演の復活も考えられましたが、

今年もありませんでした。

 

その間、マエストロ丸ちゃんの編曲がはかどり、新曲に挑戦。

7月31日、芹洋子ジョイントコンサートで今年初のオンステ。

8月26日、長崎にて演奏会。アンコールの「もってこーい!」のくんち掛け声で

盛り上がる。来年も来てよとの声も嬉しくありがたかった。

 

2024年

創立20周年を迎え、記念演奏会を開こうと意気が上がりました。

 

しかし、

今やメンバーの平均年齢は81才となり、メンバーが減っている現実を見て

そろそろ潮時にしようとの声が上がりました。

 

そこで

12月の演奏会を区切りにする前提で準備を進めた。

 

これまで歌った曲から選んで歌う最後の演奏会。

ありがたいことに杉並公会堂が超満員になり、

 

終わった。

惜しまれて・・・

 

老兵は消え去るのみか?花は散るものか?

 

いや、まだまだ・・・葛藤か決断か?

倶楽部グリー紹介

 

 


 

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